美容師が行うレザーカットとは｜メリットやデメリットを紹介｜美容師/美容室の求人・転職専門サイト【ビューティーキャリア】

2021/11/19

美容師が行うレザーカットとは｜メリットやデメリットを紹介

レザーカットは、髪の毛をカミソリでカットする施術方法です。シザーカットが一般的な現在でも、多くの美容師が活用しています。
本記事では、そんなレザーカットのメリットやデメリットなどを紹介していきます。レザーカットに興味がある美容師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.　レザーカットとは？

レザーカットとは、カミソリを使って髪の毛をカットする施術方法です。

今でこそシザーカットが一般的となっていますが、昔はレザーカットが主流でした。とはいえ、「レザーカット＝古い」ということはなく、今でもショートカットやボブのお客様にレザーカットで施術を行っている美容師はいます。

髪の毛を垂直にカットするシザーカットと違い、レザーカットは髪の毛を斜めにカットします。そのため、髪の断面が細く柔らかな毛先になり、動きが出て自然に無造作なヘアスタイルが完成するのです。

2.　レザーカットのメリット

レザーカットのメリットは、主に以下の4つです。

● 柔らかく無造作なヘアスタイルを作れる
● 髪の毛のボリュームダウンに期待できる
● カット時間を短縮できる
● 腱鞘炎になりにくくなる

では、順に見ていきましょう。

2-1.　柔らかく無造作なヘアスタイルを作れる

レザーカットは髪の毛を斜めにそぐようにカットするため、毛先が細くなります。
ふんわりした雰囲気を演出しやすく、ボブやショートカットといった、髪の長さが比較的短めな女性にピッタリです。
また、女性だけでなく、毛束感を出したい男性のカットにも向いています。
レザーカットで自然な毛先の流れを演出し、軽いセットで簡単にヘアスタイルを作ることができます。

柔らかく無造作なヘアスタイルを作りたいときに使える、便利な施術方法です。

2-2.　髪の毛のボリュームダウンに期待できる

レザーカットは、性質上、毛先がまるくなりやすいです。そのため、毛量のボリュームダウンに期待できます。
髪の毛のボリュームや量の多さ、硬さにコンプレックスを感じているお客様にレザーカットを行うことで、スッキリとした軽い印象を与えられます。

2-3.　カット時間を短縮できる

現代の主流であるシザーカットでは、髪の毛をカットしてから別のハサミで毛量を調整します。
特に、髪の毛をバッサリ切る場合は細かな調整が必要となり、より多くの時間がかかってしまいます。
しかし、レザーカットは髪の毛の長さと毛量を一度に調整できるため、慣れればカット時間を短縮できます。

2-4.　腱鞘炎になりにくくなる

腱鞘炎は指や手首を使いすぎることで炎症を起こす症状で、シザーカットでお客様の髪の毛のカットする美容師の多くが悩まされています。
レザーカットはカットするときに指の動きが少なく、指や手首の負担を抑えられるため、腱鞘炎になりにくくなるのです。
シザーカットとレザーカットの両方を使って施術を行うことで、腱鞘炎になるリスクを少しでも低くできます。

3.　レザーカットはデメリットもある

レザーカットは、メリットばかりではなく、デメリットも存在します。
例えば、レザーカットを失敗したり、くせ毛のお客様にレザーカットを行ったりすると、時間が経過したときに毛先が跳ねてまとまりがなくなる可能性があります。
また、レザーカットが原因で枝毛や切れ毛になり、髪の毛が傷んでしまうことも。

ただ、これらのデメリットは、基本的に美容師の腕とカミソリの切れ味が原因で発生します。
そのため、レザーカットの腕を磨きつつ、カミソリの手入れをきちんとしておくことが大切なのです。
ちなみに、レザーカットは「ザクザク」という、シザーカットと違う感覚がありますので、お客様によっては不安感を与えてしまうケースも考えられます。
レザーカットでお客様の髪の毛をカットする場合は、レザーカットを行う前にお客様にあらかじめ説明してもいいかもしれません。

まとめ

今回は、レザーカットのメリットやデメリットなどについて紹介しました。
レザーカットは、カミソリで髪の毛をそぐようにカットする施術方法で、ふんわりと柔らかく、無造作なヘアスタイルを希望するお客様向きです。
ボブやショートカットの女性はもちろん、男性の施術にも使えます。

レザーカットのメリットやデメリットを理解したうえで、レザーカットを練習してみてください。

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