【美容師国家試験】筆記試験は難しい？新制度の概要・勉強方法も｜美容師/美容室の求人・転職専門サイト【ビューティーキャリア】

2021/02/12

【美容師国家試験】筆記試験は難しい？新制度の概要・勉強方法も

美容師免許を取得するための関門となる美容師国家試験は、実技試験と筆記試験の2科目があります。筆記試験の内容は毎年変わりますが、その内容や難易度は一体どのようになっているのでしょうか。

今回は、美容師国家試験における筆記試験の概要や勉強方法を詳しく説明します。これから美容師国家試験に臨みたいと考えている方は、ぜひご覧ください。

1.　【美容師国家試験】筆記試験の概要

【旧制度の筆記試験】

課目・問題数
5課目／5分野　合計50問
課目詳細
関係法規・制度：5問
衛生管理：15問
美容保健：10問
美容の物理・化学：10問
美容技術理論：10問

【新制度の筆記試験】

課目・問題数
7課目／5分野　合計55問
課目詳細
関係法規・制度および運営管理：10問
衛生管理：15問
保健：10問
香粧品化学：10問
文化論および美容技術理論：10問

大きく変わった点は課目と問題数です。新制度は7課目5分野となり、問題数も55問に増えました。学ぶ内容に大きな違いはなく難易度が上がったというわけではないものの、ほとんどの過去問が現行の制度と異なることに注意しましょう。

1-1.　筆記試験の合格基準

美容師国家試験の筆記試験は、出題される問題がすべて4択問題のマークシート式です。

そして、「正答率が全問中60％以上」が合格基準となります。さらに、無得点が1つでもあれば不合格扱いとなるため、塗り忘れなどのケアレスミスがないようにしましょう。

マークシート式は、記述式よりもケアレスミスが起こる可能性が高い傾向にあります。すべてを塗り終わったあとも、再確認を徹底しましょう。

1-2.　筆記試験の難易度・合格率

公益財団法人理容師美容師試験研修センターが発表している、第42回・第41回美容師国家試験の合格率は、下記のとおりです。

第42回美容師国家試験	61.7％
第41回美容師国家試験	85.1％

（出典：公益財団法人理容師美容師試験研修センター「過去の試験実施状況」）

なお、第41回・第42回はどちらも実技試験を含めた美容師国家試験の合格率であり、どちらも新制度が導入されています。
第42回美容師国家試験の合格率が低いのは、難易度が上がったためではなく、通信課程の美容師養成施設を卒業した者が多いためだと言えます。

上記の結果を見ると、美容師国家試験はそれほど難易度が高いとは言えません。しかし、実技・筆記ともにきちんと勉強する必要はあるでしょう。

2.　【美容師国家試験】筆記試験の勉強方法

美容師国家試験では、実技試験と筆記試験のどちらも合格しなければ、美容師国家試験に合格して美容師免許を取得することができません。
実技は各々のスキルによっても出来栄えが大きく異なるため、多くの方は実技に力を入れがちです。しかし、実技試験だけに力を入れるがあまり、筆記試験が不合格となってしまうケースも珍しくありません。

そのため、実技のスキルを高めるだけではなく、筆記の勉強も必須です。筆記試験の勉強に最も良いのは、「過去問をひたすら解く」ことです。

新制度の試験を含めたこれまでの過去問は、公益財団法人理容師美容師試験研修センターのサイトに掲載されています。その他にも、アプリなどでも公開されているため、隙間時間にひたすら過去問を解いてみてください。

まとめ

美容師国家試験は、実技試験と筆記試験の両方に合格する必要があります。実技試験に重きを置かれがちですが、筆記試験に手を抜くあまり落ちてしまう可能性も否めません。

実技試験の練習は実際にウィッグを使用する必要がありますが、筆記試験の勉強は通学電車の中など、隙間時間を有効に活用して勉強できます。ここまでの内容を参考に、ぜひ自分に合った筆記試験対策をしてみてはいかがでしょうか。

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